ブログ

2018.01.17

劇的なるものをめぐってⅡ

月曜日日帰りで東京に行ったことをこのブログで書いている。

そしてそれを書いている今は、また埼玉へ向かう新幹線の中。。

今日は珍しく穣さんと2人で出張。

ワークショップのために埼玉へ向かっている。40人ほどを相手に2人で必死に頑張るんだろうなぁっと想像しながら移動している。

さて本題。

まずは渡辺保さんが「劇的なる〜」の解説をして下さるということで、ワクワクしていた。

わからなくていい。感じて下さい。

これが最後に言い渡され映像を見た。。。

納得。

私の無知のせいもあり、わからなかった。

ただただ凄かった。白石さんのエネルギーに打ちのめされそうになりながら、それだけが私の中に巡っていた。

その後渡辺さんと鈴木さんの対談。

これがまた面白くて素晴らしい。

鈴木忠志さんはもう雲の上の方なんですが、実は渡辺保さん(歌舞伎研究  批評家)も鈴木さんを通して知ったのですが、素晴らしい批評家の方で、私の世界の唯一!?の雑誌。ダンスマガジンに必ず歌舞伎の批評を書いていらっしゃる。(子供の頃からずっと読んでいるこの雑誌に渡辺さんが批評を書いていたなんて、鈴木さんと出会うまで知る由もなく。。情けない。。)

そして舞踊家としていつか渡辺さんに批評して頂けるような舞台人になりたいと思っていたのです。

その2人の言葉のやり取りを聞いていて、私が何を感じたか。。

文章力も読解力もない私は、キーワードだけを読み取った。そしてこれからゆっくりとそのキーワードと自分を照らし合わせて行くのだろう。。

官能

身体の音楽性

憑依させられる

他者

自分を見せようとするのではなく

相手を浮き出させる

集中の先

日常の感覚ではない

人間のキチガイ性

批判的観点

生きてきた社会

 

まだまだあるけど、なぜかこの言葉がひかかった。それが直感なんだろうな。。

鈴木さんを尊敬してやまないからこそ、一生懸命に理解しようとして来て、でも全て私なりの解釈で理解し、翌年に同じ様な事を聞いても、全く違う解釈で理解をする。

それが嬉しくて、嬉しくて、穣さんに鼻息荒く「私の解釈」を説明する。

こうして少しずつ自分を知り、成長して行っているんだと信じている。